2021年03月17日

Siriのナビとローマ字

所要で地元の市役所まで行く用事がありました。私の自宅からは車で30分以上かかるところで、結構、行きづらいところにあるので、ふと、iPhoneの「マップ」をナビ代わりに使ってみようと思い立ちました。

私はSiriを英語モード(イギリス英語・男性)で使用しているのですが、その状態でマップをナビ代わりにすると音声情報も英語で提供されるんですね。Siriの設定と同じ音声で話されるようです。

実際に使ってみると、普通のナビと同じように音声でも案内してくれるので分かりやすかったです。無事に市役所に到着できました。ただ、一つ問題がありまして、地名が非常に聞き取りにくいのです。おそらく日本の地名はローマ字で登録されているのだと思うのですが、それを読み上げるとき、英単語の読み上げルールに従った読み方になっているんですね。

一番聞きづらいと思ったのは、makeやRomeみたいに、語尾の"e"を「エ」と発音せずに全く読んでくれないということでしょうか。たとえば、「〜西詰」"nishizume"の最後のeを読み上げないために、"nishizum"「ニシズム」に聞こえます。しかも、直後にontoなど母音で始まる語が来ると音がつながって、"nishizumonto"「ニシズモントゥ」に聞こえるんです。いや、まさか、日本語の地名で語末のeを発音しないとは思ってなかったので、初めて聞いたときには、何を言われたのか瞬時に判断できませんでした。「西詰」の標識を見たときにようやく「ああ、そういうことか!」と。最初から道が分かってなかったら焦ってたところです。

あとは、発音するはずのhが落とされて、Karahashi「唐橋」が「カラーシ」に聞こえるとか、Kannonji「観音寺」が「カナンジ」に聞こえるとか、Ishiyama「石山」が「アイシヤマ」とか、結構、知らない地名だと判断しにくいものがありました。Kannonjiはせっかくnを二つ重ねても、やっぱり英語読みでは「カナンジ」になってしまうんでしょうね。あと、"i"は、shipとiceの"i"みたいに「イ」と「アイ」の2つの読み方があるので、間違えられることもあると。

これとはちょっと違いますが、「けんいち」さんをKenichiと書くと、日本人の名前に詳しくないネイティブにはたいてい「ケニチ」と発音されます。「ん」の処理は日本語独特なので、ローマ字で書いたからと言って、日本語通りに読んでもらえるとは限らないですね。あと、aiueoの母音も、それぞれ英語では複数の読み方があるので、saと書いたからといって、「サ」と読んでもらえず、「セイ」と読まれるかもしれませんし、「小野」さんがOnoと書いても「オーノ」と呼ばれて「大野」さんと区別がつかなくなるとか、日本人からすると「アルファベットにしたんだから読めるだろう」とつい思い込んじゃうわけですが、実は、なかなか難しいこともあるんですね。

ちなみに、私も学生時代にイギリス留学したときにホームステイ先ではなぜかTatsuya「タツヤ」ではなく「タツイー」と呼ばれていました。何回かそれとなく訂正したのですが、結局治らなかったです。あのときは、ローマ字は世界に通じる読み方とか勝手に思い込んでいたので、なんでそんな発音になるのかと不思議でしたが、やっぱり、ローマ字は日本の読み方に沿った表記なので、思ってもみない読まれ方をすることがあるようです。

ふと思ったのですが、フランス語だと語頭のhは読まず、たとえば、hotelを「オテル」と読んだりしますので、Siriをフランス語に設定すると、「播磨」を「アリマ」と読んだりするんでしょうか。「播磨町」も「有馬町」も両方とも兵庫にあるので、現地走行中にナビでいきなり言われたらぜったい混乱しますね……。特に、ナビとして使う場合は、運転しながらですから、一瞬で判断するのは難しいかもしれません。

というわけで、本当に知らない場所に行くときは、Siriを日本語に戻そうと決めたのでした(笑)。


posted by blog at 15:26| 英語関連

2021年03月12日

祝 国立医大合格!


火曜日は国立大学前期試験の合格発表日でした。
これまで書いたのとは別の生徒が、国立大学の医学部に無事合格したという知らせをもらって喜んでいるところです。

彼は1浪中で、経済的な事情から私学ではなく国立の医学部を目指していまして、英語だけが弱点という状態でした。実はこの、「他の教科に問題がなく、英語さえちゃんと取れれば合格しそう」というのが、教える方からするとなかなかプレッシャーであります。英語が伸びないまま不合格になったら申し訳ないですしね。

しかも、レッスンの開始が1月の共通テストが終わってからと遅く、「もうちょっと早く来てくれれば……」という状況だったので、なんというか、私にとっても胃の痛い日々でありました。

とにかく詰めて来てもらわなければということで、1回2時間のレッスンを週に2〜3回を受けてもらって、「これならいけるかも」と思ったのは、試験日直前。いや、ほんとにギリギリ……。ひとえに、この間の本人の努力と、ある程度、基礎がきちんとできていたことが大きかったと思います。

ちなみに、一般の大学でも私立と国公立大学の学費の差は大きいのですが、医学部ではそれが顕著になります。国立だと6年間で350〜400万程度なのに比べて、私学だと2000万〜4000万ぐらいでしょうか。ですので、国公立しか行けないという受験生も多いです。レベル的にはどちらも偏差値高いので、私学・国公立ともにひたすら努力あるのみですが、国立しか受験しないというのは、前期・後期と2校しか受験できないので本当に大変ですね。


とりあえず、これでようやく私にとっての受験シーズンも終わりました。今年度は、3人の受験生を受験まで教えて、全員が合格してくれたということで、一安心です。

TOEICのスコアアップや英検の合格もそうですが、こういった報告をもらえると冥利に尽きるというか、そのたびに、この仕事やっててよかったと思いますね。特に、教えるという仕事は、教える側だけでなく、教えられる側の努力がないと結果が出ませんから、頑張ってくれた生徒たちには感謝です。


posted by blog at 14:04| レッスン

2021年03月07日

dress rehearsal


昨日のJapan Newsで、静岡県三島市で行われた新型コロナウイルスワクチンの集団接種模擬訓練の記事が掲載されていました。そこで「模擬訓練」の意味で使われてたのが"a dress rehearsal"です。

dress rehearsalは、劇やオペラなどで、最終的なリハーサルとして、演者が舞台衣装を着て、セットなども本番どおりに用意して演習することを指します。そこから転じて、たとえば、プレゼンの練習など、本番と同じようにやってみる予行演習の意味でも使われます。

今回は、実際に医療従事者の方も防護服やマスクを着用して、針なしの注射器を用い、患者役の人たちも実際に袖をめくったそうなので、文字通りのdress rehearsalに近い予行練習ですね。

この他には

Life is not a dress rehearsal.

という格言があります。人生は予行演習ではない、つまり一度しかない本番なのだから無駄にするなといったところでしょうか。

posted by blog at 12:28| 英語関連