2021年03月28日

Siriのナビとローマ字 2


前回Siriの記事を書いてからちょっと興味がわいて、この数日間自宅から学校までSiriのナビを使ってみました。

気が付いたことをいくつか。

■住所の丁目・番地は数字のみしか読まれない

「丁目」"chome"は読まないです。いや、それはいいのですが、番地から読み上げるので、たとえば「草津3丁目13-30」だと、

"thirteen - thirty Kusatsu three"

と読まれます。手紙の住所も英語だと番地から書くというのは、よく知られたことですが、日本の住所は「丁目・番地」の順番で「3-13-30」と書くことが多いので、いきなりだと戸惑うかもしれません。

これは、信号機の横に表示されている地名も同じで
「草津3丁目で右折してください」

Turn right at Kusatsu three

となります。

ちなみに、道路も同様に、「〜号線」の数字しか読まないので、「〜で左折して18号線に入ってください」だと、

Turn left at 〜 onto 18

と言われます。"Route eighteen"などとは言われないですね。


■標識にある地名の東西南北を英語に変換することがある

私の学校の近くに「市立図書館南」という案内標識の交差点があるのですが、Siriは"Shiritsu Toshokan South"と読んでました。うーん、でも、その標識のローマ字表記だと「南」の部分は" Minami"なんですよね。日本語が読めれば、「南」とsouthがつながりますが、漢字が読めない外国人だと、ローマ字表記とSiriの音声を比べるわけで、"Minami"と"south"がつながらない恐れがありますね。

ただ、常に英語に直しているわけではなく、他の地名では「南」をMinamiと読んだり、結構バラバラで、一律で英語に変換するというわけではないようです。基準がわからん……。

ちなみに、この「市立図書館南」は標識のローマ字とSiriの読み上げがまったく噛み合っていません。

標識 "City Library Minami"
Siri "Shiritsu Toshokan South"

「市立図書館」を標識では英訳しているのに、Siriはローマ字読み、逆に「南」は標識ではローマ字読みだけど、Siriでは英訳。なぜ??

これで同じ地名を指してるって言われても、絶対分かんないですよね。

もし私が、日本語に詳しくない外国人で、

"Turn left at Shiritsu Toshokan South."

とSiriに言われたら、"City Library Minami"って標識を目の前にしても、「ここじゃないな」って絶対直進すると思います(笑)。


■「町」を"chou"と読むべきところを"machi"と読むことがある

たとえば、学校の近くにある「橋本町」は「はしもとちょう」と読み、交差点の標識にも"Hashimotocho"と書いてあるのですが、SiriはHashimoto machiと読んでます。これも日本語が読めない人にとっては、「町は"cho"と"machi"の二通りの発音があって、標識のローマ字表記とSiriの読み方が違うだけ」なんて分からないでしょうから、ちょっと悩みますね。


■表現のゆれがある?

試しにSiriをアメリカ英語にしてみたときに、「右折してください」を

Make a right

と言ったことがありました。イギリス英語だとTurn rightだったので、もしかして、英米で変えているのかとも思いましたが、その表現を聞いたのが一回だけで、他はすべてアメリカ英語でも"Turn right"って言ってますし、同じ場所を何回か通ったときにも"Turn right"なので、その時だけだったようです。ちょっと不思議ですね。



とりあえず、こんなところです。

他に英語音声のナビを使ったことがないので比較できないのですが、地名の英語での読み上げってこんな感じなんですかね。もしかすると、地名ごとに読み方が登録されているわけではなく、アプリにその場で地名の読みを判断させるというやり方なのかもしれません。

数日使った感想としては、地名の読み上げ方が標識と合っていないことがあるため、日本語を話さない方が頼り切ると危険かもしれません。日本語ネイティブなら漢字とローマ字表記と両方から判断できるので大丈夫でしょうが、それならそもそも英語版にする必要もないわけで(笑)。

Siriは英語以外にも多数の言葉に設定できるので、機会があれば、英語以外の言語でも試してみたいと思います。


posted by blog at 19:32| 英語関連

2021年03月17日

Siriのナビとローマ字

所要で地元の市役所まで行く用事がありました。私の自宅からは車で30分以上かかるところで、結構、行きづらいところにあるので、ふと、iPhoneの「マップ」をナビ代わりに使ってみようと思い立ちました。

私はSiriを英語モード(イギリス英語・男性)で使用しているのですが、その状態でマップをナビ代わりにすると音声情報も英語で提供されるんですね。Siriの設定と同じ音声で話されるようです。

実際に使ってみると、普通のナビと同じように音声でも案内してくれるので分かりやすかったです。無事に市役所に到着できました。ただ、一つ問題がありまして、地名が非常に聞き取りにくいのです。おそらく日本の地名はローマ字で登録されているのだと思うのですが、それを読み上げるとき、英単語の読み上げルールに従った読み方になっているんですね。

一番聞きづらいと思ったのは、makeやRomeみたいに、語尾の"e"を「エ」と発音せずに全く読んでくれないということでしょうか。たとえば、「〜西詰」"nishizume"の最後のeを読み上げないために、"nishizum"「ニシズム」に聞こえます。しかも、直後にontoなど母音で始まる語が来ると音がつながって、"nishizumonto"「ニシズモントゥ」に聞こえるんです。いや、まさか、日本語の地名で語末のeを発音しないとは思ってなかったので、初めて聞いたときには、何を言われたのか瞬時に判断できませんでした。「西詰」の標識を見たときにようやく「ああ、そういうことか!」と。最初から道が分かってなかったら焦ってたところです。

あとは、発音するはずのhが落とされて、Karahashi「唐橋」が「カラーシ」に聞こえるとか、Kannonji「観音寺」が「カナンジ」に聞こえるとか、Ishiyama「石山」が「アイシヤマ」とか、結構、知らない地名だと判断しにくいものがありました。Kannonjiはせっかくnを二つ重ねても、やっぱり英語読みでは「カナンジ」になってしまうんでしょうね。あと、"i"は、shipとiceの"i"みたいに「イ」と「アイ」の2つの読み方があるので、間違えられることもあると。

これとはちょっと違いますが、「けんいち」さんをKenichiと書くと、日本人の名前に詳しくないネイティブにはたいてい「ケニチ」と発音されます。「ん」の処理は日本語独特なので、ローマ字で書いたからと言って、日本語通りに読んでもらえるとは限らないですね。あと、aiueoの母音も、それぞれ英語では複数の読み方があるので、saと書いたからといって、「サ」と読んでもらえず、「セイ」と読まれるかもしれませんし、「小野」さんがOnoと書いても「オーノ」と呼ばれて「大野」さんと区別がつかなくなるとか、日本人からすると「アルファベットにしたんだから読めるだろう」とつい思い込んじゃうわけですが、実は、なかなか難しいこともあるんですね。

ちなみに、私も学生時代にイギリス留学したときにホームステイ先ではなぜかTatsuya「タツヤ」ではなく「タツイー」と呼ばれていました。何回かそれとなく訂正したのですが、結局治らなかったです。あのときは、ローマ字は世界に通じる読み方とか勝手に思い込んでいたので、なんでそんな発音になるのかと不思議でしたが、やっぱり、ローマ字は日本の読み方に沿った表記なので、思ってもみない読まれ方をすることがあるようです。

ふと思ったのですが、フランス語だと語頭のhは読まず、たとえば、hotelを「オテル」と読んだりしますので、Siriをフランス語に設定すると、「播磨」を「アリマ」と読んだりするんでしょうか。「播磨町」も「有馬町」も両方とも兵庫にあるので、現地走行中にナビでいきなり言われたらぜったい混乱しますね……。特に、ナビとして使う場合は、運転しながらですから、一瞬で判断するのは難しいかもしれません。

というわけで、本当に知らない場所に行くときは、Siriを日本語に戻そうと決めたのでした(笑)。


posted by blog at 15:26| 英語関連

2021年03月07日

dress rehearsal


昨日のJapan Newsで、静岡県三島市で行われた新型コロナウイルスワクチンの集団接種模擬訓練の記事が掲載されていました。そこで「模擬訓練」の意味で使われてたのが"a dress rehearsal"です。

dress rehearsalは、劇やオペラなどで、最終的なリハーサルとして、演者が舞台衣装を着て、セットなども本番どおりに用意して演習することを指します。そこから転じて、たとえば、プレゼンの練習など、本番と同じようにやってみる予行演習の意味でも使われます。

今回は、実際に医療従事者の方も防護服やマスクを着用して、針なしの注射器を用い、患者役の人たちも実際に袖をめくったそうなので、文字通りのdress rehearsalに近い予行練習ですね。

この他には

Life is not a dress rehearsal.

という格言があります。人生は予行演習ではない、つまり一度しかない本番なのだから無駄にするなといったところでしょうか。

posted by blog at 12:28| 英語関連