2021年06月02日

BULL その2


前回に引き続き、アメリカの法廷ドラマ「BULL」について。

タイトルに使われている"Bull"は、主人公の名前Dr. Jason Bullから来ています。

ただし、単語としてのbullにはよく知られた「雄牛」の他に「うそっぱち、たわごと」の意味がありまして、これを念頭にあえて主人公の名前とタイトルにしたのかもしれません。

Title sequence(タイトルやスタッフクレジットを表示するイントロ部分)でDr. Bullのモノローグがあるのですが、その中で彼は自分の仕事や裁判科学について説明したあと、締めに

"The verdict you get depends on me, and that's no bull."
「あなたの評決は私次第である。そして、それはたわごとではない」

と言っています。やっぱり、狙ってつけたんでしょうか。

それともう一つ、言葉遊びが出てきたので紹介します。

Dr. Bullは、模擬裁判のために、自分の施設内に法廷を模したスタジオを持っているのですが、裁判に勝利したあとそこで打ち上げのパーティーをやるというシーンがありました。

そのスタジオの裁判長席は、ちょっとした仕掛けがあり、外側が隠し回転扉になっていて、くるっとひっくり返すと中はミニバーになってて、酒のボトルがいっぱい出てくるのです。

チームメンバーの一人がそこからお酒を取り出そうとしたとき、Dr. Bullが近づいてきて、

"May I approach the bar?"

と聞きます。これが、言葉遊びになっているのですね。

実は、barは日本語でも「バー」というように、酒場や酒場のカウンターを指しますが、裁判用語にsidebarというのがありまして、これは「陪審団に聞こえないように検察官や弁護士が裁判長席のそばに行って、裁判長と協議を行うこと」を指します。そして、裁判官に対してそれを要求する場合は、

"May I approach?"とか
"May I approach the bench?"(この場合のbenchは裁判官席)

と言わなければならないことになっています。主人公のセリフはこれを引っ掛けたものと思われます。

ちなみに、"bar"自体も法律用語でもありまして、

法廷、被告席、法曹界、弁護士業

という意味があります。これを使って「司法試験」はthe bar examといいます。
あと、Oregon State Barといってもオレゴン州にある州立の酒場ではありません(笑)。弁護士会とかそういった団体です。

このほか、disbarは「〜弁護士の資格を奪う」の意味です。法廷ドラマでは時々出てきます。主人公はだいたい正義とか弱者を守るために法律ギリギリの捜査とか弁護することが多いので、「そんなことしたら、資格が剥奪されるわよ」とか仲間に言われちゃうわけで、その時に"You'll be disbarred."ですね。はは。


なお、上記のシーンはシーズン1のエピソード2の一番最後の方にあります。"May I approach the bar?"のセリフは、やはり洒落の部分を日本語にしにくいので、字幕では無難な言い方になっています。また、知らないと英語が聞き取れても、なんでいちいち「バーに近づいてもいいか」って聞くのか不思議ですよね。字幕みたいに「もらえるかい」とか「俺にもくれ」とか言えばいいわけで。ですので、元ネタが分かるとちょっと得した気持ちになります。Amazonビデオで見られますので、興味のある方はご覧ください!


posted by blog at 14:19| 英語関連

2021年05月24日

BULL その1

1年半ほど前にここでご紹介した、アメリカの刑事ドラマBosch。
去年の春にシーズン6を見たあと、続きを楽しみにしていました。

しかも、次のシーズン7がファイナル・シーズンになるそうで、配信されたら一気に見ようと待ち構えていたのですが、さすがに1年は長く、すっかり最近まで忘れてました(笑)。

が、つい先日「そういえば5月になったんだし、もうとっくに配信されてるやん」と思い出し、ホクホク顔でAmazonに行ったら、なんと、まだ配信されていませんでした。「あれ、なんでや」と思いましたが、やはりコロナ禍のせいでしょうね。巷でも映画の撮影や公開が遅れているという話も聞きますし。うーん、残念。

せっかくなので、Amazonビデオで何かドラマでも探して見るかと思って、いろいろ漁っているうちに、"BULL"というのを見つけました。

よくある裁判モノなのですが、面白いのは主人公が検事でも弁護士でもなく、裁判を有利にすすめる戦略を立てるコンサルタントというところです。科学と心理学を用いて陪審員のデータを分析し、陪審員の取捨選択から、法廷でどのような質問をすべきかまでを弁護士や検事にアドバイスし、顧客の望む評決を勝ち取るというお話です。

主人公役はMichael Weatherlyで、この人はNCISでAnthony DiNozzo役を演じていた俳優です。NCISも昔は好きでよく見ていたので、懐かしい顔です。

今のところ、シーズン1の4話まで見たのですが、なかなか面白いので今後も見続けようと思います。



posted by blog at 14:48| 英語関連

2021年05月07日

移転しました!


突然ですが、教室を移転しました。
とはいっても、同じマンションの3階から5階に移っただけです(笑)。

商店街の中にあるということで外からの音とか、あと、上の部屋からの物音が結構響くので、前から移転したかったんですよね。

ただ、このマンション自体は、大家さんも敷地内に住んでるという昔ながらの物件で、大家さんご一家もとてもいい方で、非常に居心地のいいところなので、よそには出たくなかったんです。なので、最上階の5階が空いたら移りたいというお願いをしていました。そして、6年待ってようやく空きが!

大家さんに「空いたけどどうします?」と聞かれて、即決。そして、4月の下旬に移転しました。同じビルの移動ですし、荷物もあまり大きなものがなく引越し業者に頼むほどではなかったので、スタッフと私で1週間ほどかけて、ちびちびと移動しました。

部屋としては2階上の一つ隣になりまして、そのため間取りは全く同じなのですが、これまでのものとちょうど逆、鏡合わせのような配置になります。これまで玄関入ってすぐ左が洗面所だったのに、今は右とか、廊下右にあったレッスンルームが今は左にあるとか、なんか変な感じでしたね。あと、玄関のドアが右開きだったのに左開きになってるとか。大学生のころに住んでいた学生アパートは全室向きも同じだったので、友達の部屋に遊びに行っても、家具が違うだけだったのですが、鏡合わせの間取りというのは、知っているようで知らない部屋みたいで、なんか不思議な感じがしました。

ちなみに引っ越した感触は、最高であります。見晴らしもいいですし、音も軽減されました。毎日決まった時間に上から聞こえてきていた、保育園児の走り回る音がなくなっただけでも助かります、はは。

部屋自体は、これまでいた3階の部屋はリフォーム直後に入ったこともあり新築同様でしたが、今の5階の部屋は少し古い感じです。とはいえ、壁紙を換えてくださったこともあって、レッスンルームはきれいなので、問題ないです。それよりも快適さのほうが上ですね。

大家さんの方も、3階の部屋が思ったよりきれいだったので、次の入居者を見つけやすかったようです。まあ、住んでたわけではありませんし、キッチンのビルトインコンロなんて新品のまま一度も使ったことがなかったので、生活感がなかったのもあるかもしれません。そのせいか、まだ退去して10日も経たないうちに、すでに次の方が入居されてました。よかったよかった。ちなみに、5階のキッチンは、コンロがビルトインではなく、しかも、いかにも年季の入った相当に古いもので、ガス開通時に作業員の方から「不完全燃焼してるから使わないでください」と言われました。うへ。どうせ使わないので、大家さんに引き取っていただきました。

というわけで、新しい場所に移って、何か仕事がはかどる気がしています。この勢いで、原稿の執筆も進めばいいなと思っています。

posted by blog at 13:19| レッスン